牧阿佐美バレヱ団

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris

Loading

牧阿佐美バレヱ団

振付・台本
ローラン・プティ

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris

“ダンスの魔術師”の異名を持つ振付家ローラン・プティが生み出した
20世紀最高のスペクタクル・バレエ《ノートルダム・ド・パリ》。
日本国内では牧阿佐美バレヱ団だけが上演を許された傑作!

東京文化会館 大ホール

チケット / Ticket

Storyストーリー

大聖堂の司教代理フロロの庇護のもとで鐘突きの仕事をする男カジモド。
その醜い姿を誰からも嘲笑されるばかりだったカジモドに、初めて優しさを見せたのは美しいジプシーの女エスメラルダでした。

一方、エスメラルダと歩兵隊長フェビュスが愛し合う姿に、強い嫉妬と怒りを覚えるフロロ。
フロロはフェビュスを殺し、その罪をエスメラルダに着せようとします。
カジモドとエスメラルダが心を通わせる優しく切ないパ・ド・ドゥ。厳格で冷酷なフロロが密かに女に魅了され、苦しみ悶える心の葛藤。

プティの振付は人物の心情を細やかに語り、愛と死のドラマを描き出します。

振付・台本
ローラン・プティ
原作
ヴィクトル・ユーゴー
音楽
モーリス・ジャール
装置
ルネ・アリオ
衣装
イヴ・サン=ローラン
振付スーパーバイザー
ルイジ・ボニーノ
照明デザイン・技術監修
ジャン=ミシェル・デジレ
芸術監督
三谷 恭三
カジモド
菊地 研(6/11)
ステファン・ビュリオン(6/12)
エスメラルダ
青山 季可(6/11)
スザンナ・サルヴィ(6/12)
フェビュス
アルマン・ウラーゾフ
フロロ
水井 駿介(6/11)
ラグワスレン・オトゴンニャム(6/12)
指揮
デヴィッド・ガルフォース
演奏
東京オーケストラMIRAI

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris

Roland Petit世界を魅了するバレエ振付家ローラン・プティと
牧阿佐美バレヱ団

photo Christian Coigny

牧阿佐美バレヱ団は、20世紀を代表するバレエ振付家ローラン・プティの9つの作品をレパートリーに持ち、いずれも日本のバレエ団として初の上演を果たしてきた。その始まりは、1996年の「アルルの女」上演に遡る。牧阿佐美バレヱ団の水準をプティが評価し、98年11月には大作「ノートルダム・ド・パリ」の全幕上演が実現した。

多彩な作品を手掛けているプティであるが、彼が最も得意としたのはストーリー性の高い舞踊スペクタルであり、この「ノートルダム・ド・パリ」はその代表作といえる。音楽モーリス・ジャール、衣裳イヴ・サン=ローラン、装置ルネ・アリオという各分野の第一人者の協力を得て65年にパリ・オペラ座で初演された。大作であるがゆえに上演権を持つ団体は、プティが率いた当時のマルセイユ・バレエ団以外では、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座などに限られていたが、ヨーロッパ以外のバレエ団として初めて牧阿佐美バレヱ団がその上演を許可され、文化庁芸術祭主催公演として日本初演。中世パリの雰囲気そのままに、光と闇の織り成す濃密な世界を表現した日本人ダンサーたちの健闘が各紙の絶賛を集め、以後2000、03、05、06、12、16年と再演を重ねている。

99年、ジャン・コクトーがオリジナル台本を手掛け、バッハの「パッサカリアとフーガ」に振り付けた、プティ最初期の名作「若者と死」(46年パリ初演)を上演。大がかりな装置を使った本作完全版の日本初上演が話題を呼んだ。

若者と死
「若者と死」1999年(撮影:山廣康夫)

01年7月、プティは牧阿佐美バレヱ団創立45周年を祝して、デューク・エリントンのジャズ音楽を使った「デューク・エリントン・バレエ」を新制作、世界初演を飾る。翌年、本作品はナポリ・サンカルロ劇場のレパートリーに加えられ、日本から発信されたバレエ作品として重要な意義を担った。

「デューク・エリントン・バレエ」2021年(撮影:鹿摩隆司)
「デューク・エリントン・バレエ」2021年(撮影:鹿摩隆司)

03年、Bunkamuraオーチャードホールで「ノートルダム・ド・パリ」と「デューク・エリントン・バレエ」を6回ずつ2週間に亘って連続上演。

「ピンク・フロイド・バレエ」2004年(撮影:鹿摩隆司)
「ピンク・フロイド・バレエ」2004年(撮影:鹿摩隆司)

04年2月、「ピンク・フロイド・バレエ」(1972年パリ初演)を新制作。NHKホールの大空間を豊饒な光と音、映像で圧倒した本作品を携えて、牧阿佐美バレヱ団は05年夏、バルセロナ、パリ、ビアリッツの3都市を巡るツアーを敢行。同年10月、東京国際フォーラムで凱旋公演を行い、翌06年夏には再びスペイン5都市を巡演。現地での熱狂的な歓迎が08年夏「デューク・エリントン・バレエ」でのスペイン8都市ツアーへと繋がった。

「アルルの女」2021年NHKバレエの饗宴(撮影:瀬戸秀美)
「アルルの女」2021年NHKバレエの饗宴(撮影:瀬戸秀美)

21年10月、15年振りに「アルルの女」を上演。色褪せない作品の魅力を改めて示したこの舞台は、今年3月NHKバレエの饗宴の放送でも大反響を呼んだ。続く6月、6年振りとなる「ノートルダム・ド・パリ」全幕上演の幕が開く。

ローラン・プティと牧阿佐美バレヱ団2001年(2001年)
ローラン・プティと牧阿佐美バレヱ団 2001年

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris

Columnコラム

  • ローラン・プチは才能の人であり、
    同時に卓越した「パリジャン」だった。

    パリで生まれ育っただけでは「パリジャン」ではありません。好奇心に溢れた精神を持ち、そのエスプリは世界のあらゆる事象の全方位に開かれて、完璧な礼儀を身に付けていること…ちなみにローラン・プチは男性が女性の手の甲に軽く口付けをするベーゼ・マンをエレガントにこなしていました。そして辛辣なほどの鋭いユーモアを会得していること...

    続きを読む

    フランソワーズ・モレシャン 写真

    フランソワーズ・モレシャン
    エッセイスト

  • 20世紀のフランスが生んだ名振付家ローラン・プティがこの世を去って11年。『若者と死』や『カルメン』『アルルの女』『コッペリア』など多彩なバレエ作品を世に送り出し、その変幻自在の作風で、「舞台の魔術師」と称えられた。  牧阿佐美バレヱ団では、巨匠の没後10年を追悼し、昨年「ローラン・プティの夕べ」を上演し、深い感銘を与えた。これに続いて今回は、大作『ノートルダム・ド・パリ』を6年ぶりに上演する...

    続きを読む

    渡辺真弓 写真

    渡辺 真弓
    舞踊評論家

  • フランス最大の文豪と称されるヴィクトル・ユゴー(1802-1885)の傑作『ノートルダム・ド・パリ』に、映画音楽の巨匠モーリス・ジャールが挑んだ。ユゴーの文学を軸に、天才振付家ローラン・プティ、衣装イヴ・サン=ローラン、音楽ジャールという超一流の芸術家たちが結集して創り上げたのが、このバレエ作品『ノートルダム・ド・パリ』である...

    続きを読む

    松田亜有子 写真

    松田 亜有子
    アーモンド株式会社代表取締役
    元東京フィルハーモニー交響楽団広報渉外部部長

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris

Information公演情報

日時 2022年 6月11日(土)15:30
2022年 6月12日(日)14:00

<全2回公演> 上演時間 約2時間(休憩含む)
会場 東京文化会館 大ホール
チケット料金
(税込・全席指定)

6/11(土)
S席 13,000円 / A席 10,000円 / B席 7,000円 / C席 4,000円 / D席 2,000円

6/12(日)
S席 15,000円 / A席 12,000円 / B席 9,000円 / C席 6,000円 / D席 3,000円

チケット取扱 牧阿佐美バレヱ団オフィシャルチケット http://r-t.jp/ambt06
楽天チケット
https://ticket.rakuten.co.jp/
チケットぴあ
https://t.pia.jp/(Pコード 511-339)
イープラス
https://eplus.jp/
カンフェティ
https://confetti-web.com/

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
シビックチケット 03-5803-1111

※公演日により料金が異なりますので、ご注意ください。
公演中止を除き、チケットの払い戻し、公演日・席種の振替はいたしませんので、ご了承のうえお買い求めください。

キャスト/出演
指揮
デヴィッド・ガルフォース
演奏
東京オーケストラMIRAI
カジモド
菊地研(6月11日)
ステファン・ビュリオン(6月12日)
エスメラルダ
青山季可(6月11日)
スザンナ・サルヴィ(6月12日)
フェビュス
アルマン・ウラーゾフ
フロロ
水井 駿介(6月11日)
ラグワスレン・オトゴンニャム(6月12日)
他 牧阿佐美バレヱ団
  • *未就学のお子様のご入場はご遠慮ください。お子様も一人一枚チケットをお求めください。
  • *座席により舞台の一部が見にくい場合がございます。予めご了承ください。
  • *やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。
     変更になった場合でも、払い戻し、席種・日にちの振り替えはいたしません。
  • *公演中止を除き、チケットの変更および払い戻しはいたしません。
主催
一般財団法人 牧阿佐美バレヱ団
後援
一般社団法人 日本バレエ団連盟
特別協賛
株式会社 大和証券グループ本社
  • 助成
  • 文化庁シンボルマーク
  • 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

ノートルダム・ド・パリ
Notre-Dame de Paris


Top